いもほり閉園について
長年、ご愛園いただきました「いもほり」は昨年、2004年をもちまして閉園とさせていただきます。
当園としても残念の極みなのですが、理由が複数有りまして、やむなく、、、です。
理由は大きく以下の3点です。
1.さつまいもの出来が悪い
当園では果樹園が多く、畑を代えることができず、さつまいもは連作につぐ連作になっていました。
さつまいもは連作できる作物なのですが、あまりにも連作がつづいた影響と思われる「根腐れ病」がひどくなり、
土壌消毒が欠かせなくなったのですが、土壌消毒は揮発性農薬を使用し、全面をビニル被覆する必要が有り、
大変な重労働です。2でも触れますが、一人では出来ません。アルバイトさんにも揮発性の農薬の危険性を考えると
無理ですね。揮発性農薬に代わる粉材も試用してみたことが有りますが、今一つ出来が良く無かったです。
2.労働力の高齢化
当園の労働力はワタシと父、母の3名が主なところです。そのほかに数名のアルバイトさんを繁忙期にお願いしています。
ワタシの父も腰が悪くなり、重労働はできなくなりました。1であげたさつまいもの土壌消毒と被覆も2004年はワタシと
母の2人で行いましたが、今年は母が引退したい、とのこと。
3.盗難被害
さつまいもの畑が自宅から一番遠いため、盗難被害があるんです。
金額的にはたいしたことでは無いですが、気分が悪いです。
8月のぶどう狩りで忙しい時期にも夜に見回ったり、朝に見に行ったり、、、
その甲斐あって2004年は盗難被害が無かったですが、、、
言い訳がましくなりましたが、以上が閉園理由です。
本年、2005年以降は同時期に梨狩りとして新たに看板を出す予定です。
最後になりましたが、いもほりをご愛園いただき、誠に有り難うございました。
2005年3月28日