その3 某ビール会社の悪事もぼくなら褒める (ある面だけ。。。)
北田園のお節介ショートストーリー3
某ビール会社の悪事もぼくなら褒める (ある面だけ。。。)
某ビール会社の悪事というのはその会社もっているビール園で、前日のホースに残った
ビール約30リットルを一晩保存して、新しいビールのジョッキに少しづつ
混ぜてお客様にお出ししていたという事件です。
お客様に残ったビールを出しているのに、告知も無しで隠してやっていたのですから、
非難されて当然です。これには僕も異議ありません。
しかし、僕はそういう行為を行ってしまった従業員の方の心の中にほんの少し
「 残ったビールが ”もったいない。。。” 」
という意識があったのではないかと思うのです。
ビールだって麦芽やホップを原材料にしてますから、当然その原材料の生産にたずさわった
人の苦労もあるでしょうし、サッポロビールの醸造所に働く人も日々ビールを作るなかで
品質管理などに苦労しているに違いありません。
だから、たとえ30リットルでさえも
”もったいない。。。”
という意識がはたらいたのは、”北田園のわかだんな”としては、その偉大なる意識を
”褒めたい。。。”
現在(2002年2月1日)では、もう
”もったいない”
という言葉さえも死語になろうかというご時世になりつつあります。
ローカルテレビで「日本昔話」の常田さんが食事を残した子供に
「もったいないお化けがでるぞー!!」
とおどかしていた 政府公報CMも最近は見かけないですね。
(あれは良かったのになあ。。。)
しかし、食料カロリーで半分も自給出来ていない(たしか)この国で、
こんなに食料が豊富で贅沢な時代が
そう長く続くとはとても思えない
のです。
だから、”もったいない” を少しだけ気づかせてくれた某ビール会社の方を
”僕は褒める”
(この件に関しては特にエンターテイメント(娯楽)だと思ってください。苦情は受け付けません(笑))
(北田園はお客様を裏切るような悪事はしないです。安心してください(笑))
おわり。
2002年2月1日
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