その9 今でもあるお役所仕事を大いに笑おう」です。
北田園のお節介ショートストーリー9
今でもあるお役所仕事を大いに笑おう
まあ、ワタシの知る限り30数年まえからいわゆる
「お役所仕事」って言うのがありまして、あきれたものでしたが、最近では善良なる市民の叱咤激励によって
お役所仕事の思考回路もかなり改善されてきたようで典型的なものはかなり無くなってきたと思うんです。
しかし、最近
「これは短物語用のネタにちがいない」
って思うくらいヘンテコな発想がマジでとりあげらていますので、ご紹介します。
一つ目は、かなり新聞でもかなり大きく取り上げられた
「アイガモも農薬に登録」
ってヤツです。参考HPはこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030130-00001093-mai-soci
事の起こりは、「無登録農薬は使ってはいけない」っていう発想です。
だから、アイガモを農薬に登録して(特定農薬)
「使って良いことにしよう」
っていうことらしいです。
どうやら、このバカげた発想は改善される見通しです。
農家でマック使いのY氏とこの件での雑談の結論は、
「登録農薬以外使っちゃいけないなら、親指も人差し指も農薬に登録しろ」
ってことです。
あはは。
いっそのことついでに
「ネコの手」も農薬に登録しておいていただけると、ホント助かります(笑)
(こんな登録農薬を10年後にみたら「こんな規制があったなー」って懐かしくなりそう)
もう一つは、
「遊休農地の放置に罰金」(朝日新聞2003年2月5日付)
です。
一見、良さそうな法律案ですが、全くとんでもない「お役所仕事」です。
なぜなら、「遊休農地がなぜ増えたのか?」という発想がまるでないからです。
遊休農地が増えたのは、この法律案を考え出した当の「農林水産省」様の無策以外の
何物でもないからです。
お上の言い分は、
「実際に農業を営む意欲のある農家に土地が集約されて。。。ウンヌン」
「耕作に適している地域の遊休化に歯止めを。。。ウンヌン」
もっともらしいですが、果たしてどれほどの遊休農地が「意欲のある農家に使われて、遊休化に歯止め」
がかかるのでしょうか?
だったら、今すぐ野菜の輸入をやめちゃってくださいよ。まったく。
車をはじめとする工業製品でさえ、あっちの安い労働力で作ったものには価格競争力でかなわないのは
解りきったことなのに、ねえ。
そこで、北田園的な提案をします。
遊休農地はこれからすべて太陽電池をならべて「電力畑」「電力田」として
使おうじゃありませんか?電気が売れるし、畑は割とそのまま残すことができそう。
いざとなれば太陽電池をはがして、畑にも戻せそうな気がします。
太陽電池はいまだに高価なので、農家が買うにも補助金の原資がたぶん必要です。
この不景気にどーしたものか。。。
あー、あるある、
「原子力開発費」
どうも、これは怪しいです。
わけわからないし、放射能怖いからめちゃめちゃお金を使っている様子。。。
そんなドサクサまぎれで天下りもワンサカいるみたい。
(高速増殖炉「もんじゅ」事故もお金が適正に使われているとは到底思えない、ていたらくぶりだったし)
まあ、良くわかんないんですが、たぶんゴミになった後、何万年も捨てられないようなもので電力を開発するぐらいなら、
チャイナシンドローム(注1)になる前に太陽電池にお金を出して欲しーです。どうでしょう?
チャイナシンドローム
アメリカで原子力発電が始まった頃から、原子炉が暴走したら、地球の裏側(アメリカの反対側は中国?)まで
溶けちゃうって言われている妄想。米スリーマイル島原発事故では「チャイナシンドロームが現実になった」って
騒いでいたような。。。
いやいや、今回はちょっと書き過ぎちゃったかな。
数ヶ月後にどっかから圧力かかって短物語9が削除になっていたら笑ってくださいねー(笑)
(そのときはどっから圧力かかってきたか、クイズにして出題しますねー)
では、また!!
おわり
2003年2月6日
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